この度、富山県高岡市出身 画家 伊東楓が手がける、富山県酒造組合による『復興2024ボトル』を3月1日より販売いたします。
 組合初の全藏参加となり、18デザインのボトルが登場。 第一弾となるコレクターズアイテム版は、一升瓶 各蔵10本限定発売となり、その売上の全額が被災地への寄付となります。

 この活動を通して、国内外の多くの方の目に留まり、富山県の日本酒ならびに北陸全土のすばらしい産物や伝統技術を知って頂き、復興に向けてご協力いただけることを願っています。

また、笑い囲み飲む為に。

富山県高岡市にある実家に帰省中、令和六年能登半島地震が発生し、私は家族とともに震災を経験しました。被災したあの日から、地元のために今の私ができることは何かをずっと考え続け、辿りついたのが今回のプロジェクトでした。苦しい状況の中で、私の思いに賛同しお力添えいただいた全ての蔵元に、心から感謝しています。

 私の生まれ育った富山県では、一升瓶の日本酒を片手に、老若男女問わず皆が混ざり合って、お祭りや家族団らんの場で、笑い合ってお酒を飲み交わす。そんな光景が当たり前のように日常の中にあって、そんな姿を 私は子供の頃からずっと見てきました。もちろん、ワイングラスに注がれた日本酒を おしゃれなディナーとともに飲むのも、好きです。しかし、私が今回のプロジェクトを通して、国内外に見せたい姿はそうではない気がしました。

 気持ちが落ちてしまう出来事があって、今は先が見えず不安が渦巻いていても、またあの日のように、家族や友人と、いろんな場所で集まり囲み合って、笑いながら日本酒を飲み明かせる日が戻ってくるように。暗闇のなかでも希望が見いだせるように。そんな私の復興への想いを、今回のタイトルと絵に託しました。富山県酒造組合と私のつくる世界観を、感じて頂けますと幸いです。

 より多くの方に富山県の素晴らしい日本酒に触れて頂き、復興にご協力いただけますことを、心より願っております。

伊東 楓

KAEDE ITO (伊東 楓

1993 年10月18 日生まれ、30歳。
立教大学文学部卒業。
2016年、アナウンサーとしてTBS テレビに入社。

COUNTDOWNTVや朝の情報番組、ラジオなど幅広い分野で活躍し、2021年2月に退社。
画家転身後は、自身初となる著者「唯一の月」(光文社)を出版。国内外で UGG やUNIQLO とのコラボレーションを実施した。
今年1月16~28日には、東急プラザ銀座にて約三年ぶりとなる個展
「サントリー ジャパニーズクラフトジン〈六〉/日常を旅する

ホテル 東急ステイpresents
個展“人はいつまで夢を見ていられるのだろう”」を開催。

現在はドイツ・ベルリンを拠点とし、活動している。

Contact : artworks.itok@gmail.com

Instagram : @kaede_ito004

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